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先週、10/23で個展がなんとか終了して落ち着いたのも束の間、三日後には広島の三原で撮影の仕事が入りめちゃくちゃな一週間だった。
10/26に品川から広島まで新幹線で4時間、広島駅から千代田まで高速バスで1時間、実家に着くや否や車で広島市内へ直行で1時間、市内でもう一人のカメラマン浅野さんと機材を拾って三原まで1時間半で計7時間半移動し、二時間の撮影に入るまでにすでにぐったりしていた。更に帰りもまた1時間半かけて広島市内に帰り、そこから千代田まで1時間でこの日の移動は全部で9時間半だった。
しかも広島に帰る前日から腹の調子がおかしく、激痛が波のように押し寄せて変な汗がでる。
結局病院に行けるのが月曜日の朝で、まあ一度やっているのでなんとなく。。。と思いながら診察を受けるとやっぱり憩室炎だった。
今回は入院するほどまで酷くなかったので抗生剤と整腸剤でしのげそう。
確か8年前に受診したときは即入院で三日間は点滴のみ。四日目くらいから重湯→お粥といった感じ。
恐ろしいので昨日はポカリと煮込みすぎるうどんで過ごした。
今日ほとんど痛みが無くなったので割と普通目に食べたけどやっぱりちょっと怖いのでまた明日はうどんにしよう。
広島品川の新幹線往復で一気に見たファーゴシーズン2が最高で、このニヒリズム、ドイツ表現主義、シュルレアリスムについて気の合う人とダラダラ喋りたい。
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10/10(水)
前日に個展の搬入を終えてこの日は丸の内ピカデリー爆音映画祭で『遊星からの物体X』を見る。
内容はバゴッ!とかバガッ!とか造形が現れるシーンが最高で人間不信が極限状態になっていく様が痺れる。
上映前に篠崎誠監督と中原昌也のトークショー。ネタバレするといけないって事であまり深くは話されなかったのでアフタートークでもよかったのでは?と思ったけどそうすると時間が押してしまうのも懸念されたという事だろうか。
樋口さんに引っ越した事を報告してジョン・カーペンター読本を買って帰宅。
10/11(木)
個展初日。
広島の時から仲の良いコニコの高橋さんが一番最初に来た事に驚く。
忙しいのにありがたいことです。。。
正直、平日から人こねえだろうなと思っていたけどチラホラ来てもらって少し安心した。
10/13(土)
オープニングレセプションで昼に会場でtoiret statusとcanooooopyと合流。
機材トラブルで予定の時間にリハが出来ず死ぬほど焦るがなんとか問題なく音が出るようになり無事オープンした。
最初と最後の挨拶もまあ割と簡単に話せたし、ライブは最高、DJのRedcompassはHercelotと103iも参加してくれて大盛況だった。
とにかく一番心配や不安だったことは過ぎ去った。
10/14(日)
前日に広島から来てくれた彼女と昼ごはんを食べて成田空港への途中まで送る。
以降、在廊したりしなかったり。
17日(水)の本日は休廊なので引きこもって仕事したり映画見たりしていた。
カサヴェテスの『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』、ケネス・アンガーの短編を2本見て濃い一日だった。
見ながら制作でやりたいことがたくさん出てくるので展示終わりで着手したい。
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広島から東京に引っ越してもうすぐ二ヶ月になる。
引っ越してすぐグループ展に参加し、ちょうど二ヶ月の10/11からは個展も始まるがその展示を近々に控えてからの不安や恐怖心が物凄い。
考えてみれば8月にも10月にも展示をするという事実があるし、その合間にもライブやクラブで新しい人に会ったりなど、書いてみると順調そうに思えるがその更に合間には常に不安と恐怖心を抱えている。
引っ越してから制作のペースを乱すのはよくないと考えて一日一コラージュを自分に課したが、これも落ち着いて考えてみれば広島にいるときから定期的に作業はしていた。
絵描きとは違うので、むしろ一日一作の方がクオリティも落ちて行き素材も無くなっていく。
個展が終わる頃には一体何のために何をしに来たのかを落ち着いて考え、また改めて日々のルーティーンを改善する必要がある。
自分は本当にギャラリーで展示をしたいのだろうか?
ものを作ることは好き、それを見てもらうのは好きかどうかは分からない、展示自体はあまり好きじゃない。
展示を控えておいてまた天邪鬼な事を言っているが、この「見せ方」によって全ての印象が変わる展示とか展覧会をあまり信用していなくて(というかあまり楽しさを見いだせない)何か自分は別のやり方を考えた方がいいんじゃないかと思っている。なんか違う気がする。
とは言えそれが何か見つかるまではとりあえず展示はしないと話にならないだろう。
昨日は姪の運動会があったようで母から画像が送られてきたが、見に行きたかった。